難聴の杉原航平と底抜けに明るい佐川太一の純愛を描いた漫画、ひだまりが聴こえる。
BLというだけではなく、障がいを持つ人と健常者の認識のズレや葛藤などが反響をよび、実写映画化もされた作品です。
そんなひだまりが聴こえる-リミット-3について
- リミット3発売日
- ひだまりが聴こえるのあらすじ
- ひだまりが聴こえるリミット最終回ネタバレ
- 続編情報
などを紹介します。
ひだまりが聴こえるリミット3発売日は?
引用元:ひだまりが聴こえる
ひだまりが聴こえるリミット3の発売日は、2020年5月10日でした。
リミットシリーズの最終巻なだけあって、1、2よりも100ページ近くページ数が多くなっています。
1巻は航平と太一が屋上で空を見ながら夢を語っているような表紙、2巻は雨が降る路上で太一は傘をさしたまま座り込み、航平は離れた位置でガードレールに腰掛けてずぶ濡れという不穏な表紙でした。
リミット3の表紙は、ひだまりの中で航平を目指して走る太一とそんな太一の方を振り向いて待っている航平になっています。
キラキラとした憧れ→絶望→暗闇から抜けて光のほうへ…という流れが1~3巻の表紙で表現されていました。
幸せな結末を思わせるリミット3の表紙に、ワクワクしながら手に取った人は多いのではないでしょうか。
ひだまりが聴こえるシリーズの紹介
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
ひだまりが聴こえるは、無印、幸福論、リミットとシリーズになっています。
主役カップル、航平と太一の恋と成長メインテーマですが、そこに関わってくる登場人物の設定もしっかりと描かれていることがより、共感をよぶ理由のようです。
ひだまりが聴こえるシリーズの登場人物、これまでのストーリーを振り返ってみましょう。
ひだまりが聴こえるシリーズの主な登場人物
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
まず、ひだまりが聴こえるシリーズの主な登場人物を紹介します。
- 杉原航平(主人公):難聴の大学生。難聴のせいで周囲に心を閉ざしている。
- 佐川太一(主人公):誰にでも分け隔てなく明るく正義感の強い大学生。いつもお腹を空かしてる。
- 航平の母:美人で明るく、息子思いの母親。自宅で料理教室を開き、レシピ本も出版するほどの人気。
- 太一の祖父:江戸っ子気質。両親が離婚してどちらも親権を持とうとしなかった太一を引き取り一緒に暮らしている。
- 桜上マヤ:航平達の1つ下の難聴の女子大生。航平を慕っていて太一には最初辛辣だった。
- 安田:太一にヤスと呼ばれるの友人。マヤに密かに想いを寄せているも自分は障がいのことを分かってやれないと思い込んでる。
- 千葉祐一:sig-nの社員。厳しいが面倒見が良い。手話が上手。
- 千葉リュウ:祐一の異父兄弟で聾者。思ったことを遠慮なく伝えてしまうため反感を買いやすい。
- 犀清史郎:sig-nの代表取締役。マヤの叔父。温厚。
ひだまりが聴こえるあらすじ
引用元:ひだまりが聴こえる
大学一年生。
正義感が強いせいですぐに揉め事を起こしてしまう太一は、何度もバイトをクビになり昼食代も用意できないほど困っていました。
そんなとき、お腹を空かせていた太一は美味しそうな弁当を食べようとしている航平と出逢います。
その後、太一は航平が難聴者でノートテイクのボランティアを募集していることを知り、航平からノート1回につき弁当1個という提案をされて、ノートテイクを引き受けることになりました。
太一は友人から、航平はイケメンで女子にモテるけど愛想も悪いから先輩達にも評判が良くないと聞かされますが、話してみると航平はいいヤツで、愛想が悪いのも難聴のせいで周囲からの好奇の目にさらされることに疲れて距離を取っているだけだったと知るようになります。
航平もまた、難聴だからどうこうということ抜きで、人として対等に接してくれる太一の存在に心を許していくのでした。
ただ、航平は太一の存在が大きくなればなるほど、自分の想いは許されないことだと悩み、太一と距離を取ろうとします。
航平との距離を感じながらも太一は航平の家を訪問。
迎えてくれた航平の母親から、航平の耳の調子が最近どんどん悪くなっていることを知らされます。
航平はそれを太一に気づかせないようにしていたと知り、ショックを受ける太一でしたが航平の母親から「航平の口からよく名前が出てる。航平を見捨てないでやって」と言われるのでした。
翌日太一は航平に「頼むからもう1人で我慢なんかするな、相手にちゃんと伝えろ」と泣きながら伝え、そんな太一に航平はキスをしてしまいます。
航平は太一のことを鈍いと言い、「けどそういう太一が好き」と告白。
「聞こえなくなることより太一に嫌われることの方が怖かったけど、言えてよかった」と笑うのでした。
ひだまりが聴こえる-幸福論-あらすじ
引用元:ひだまりが聴こえる-幸福論-
大学2年生。
キスの一件以来、なんとなく航平と気まずい太一。
そんな状況のなか、新入生のマヤが航平と一緒にいるところに出くわします。
航平はマヤが自分と同じ難聴であることを紹介するのでした。
マヤは、太一のことを航平から時々聞いていたようで、太一に対してどこかトゲのある言い方をしてきます。
ノートテイクについての知識も何も知らない太一が、読みづらい雑なノートテイクを航平にしていることも気に入らないようです。
太一とマヤは犬猿の仲になり、顔を合わせると喧嘩をするようになっていくのでした。
ただ、太一と航平は気まずい関係はなくなり、航平の気持ちは知りながらも太一は「イヤじゃないから」と航平とは相変わらず仲良くしていました。
そんなある時、太一は偶然マヤの叔父、犀さんと出逢い、犀さんがsig-nの代表だと知った太一は、sig-nがろう者に特化したサービスしを提案している会社だということに違和感を覚えます。
手話のサポートなどは、航平のような難聴者にはあまり意味がありません。
「耳の不自由な人向けのサービスとうたっておきながら、難聴者は省いてるのではないか」という太一の指摘を、理想論だと犀は言うもののその考えには同調し「ここで働いてみないか」と太一を誘うのでした。
太一はsig-nで働くことは言わず、大学を辞めようと思っていることを航平に告げます。
航平は、太一が自分から離れていくと感じながらも、深くは追求せず太一に手話で『好き』と伝えるのでした。
太一が大学を辞めてsig-nに就職してから半年。
航平からは連絡がなく、太一も連絡をしないまま時間が過ぎていきます。
大学の同級生から航平に彼女ができたという噂を聞いて気になるものの、自分から連絡する勇気がありません。
そんな時、仕事で訪れたビルで偶然太一は航平と再会します。
久々に航平と会って話していた太一は、今になってようやく自分の気持ちに気づきました。
航平に彼女ができたと思っている太一は、今さらの自分の気持ちにいたたまれなくなり航平の前から逃げますが、すぐに航平は後を追ってきてしまいます。
「彼女いるんだろ」と言う太一に航平は「いない。太一のことまだ好きとか言ったら困らせると思って彼女がいるフリをしてた」と白状するのでした。
「今でも太一が好き。ゴメン」と謝りながら言う航平に太一は「俺だってお前のことが好きだ」と泣きながら気持ちを伝えます。
「ちゃんと正しく聴こえているか自信がないから太一の声まで疑ってしまう」と言う航平を太一は抱きしめて何度も「好きだ」と告げるのでした。
ひだまりが聴こえる-リミット-あらすじ
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
太一がsig-nに就職して2年目、航平は大学3年生になっています。
晴れて恋人となった太一と航平ですが、大学生と社会人のすれ違いが増えていました。
また、太一は会社の先輩である千葉さんに毎日しごかれて、航平とたまに会えても千葉さんの愚痴ばかりになっていきます。
航平は太一の仕事を応援しつつも、千葉さん含め太一の職場の人に嫉妬を感じるようになっていました。
そんな時に聾者のリュウと出会い「障がい者の世界に健常者はいらない、障がい者と健常者のカップルなんて健常者の人生を犠牲にさせてしまうだけ」と言われ、ますます航平は自分が太一の負担になっていると感じていきます。
太一も航平の態度がどこか変なことに気づいていて「お前が笑っていられるようにsig-nに入った」と伝えますが、航平はその太一の言葉に「俺のせいで太一は大学を中退した」と思ってしまうのです。
どうも航平とギスギスしてしまっていた太一は、地元の祭りで太鼓を叩いてストレス発散していましたが、屋台を歩いているときに小さな子供にぶつかられて携帯電話を落としおまけにそれを自分の下駄で踏んで壊してしまいました。
落ち込む太一に、大学の同級生だった安田達が声をかけてきます。
太一は、航平と付き合ってることは言わず、安田とマヤが付き合っているという設定にして、今の航平と太一のギスギスした感じを相談しますが「その設定は重い」と言われてしまいました。
「お前が笑ってほしくてこの仕事をした」なんて「お前のせいでこの仕事をしてる」と言われているようで相手は気が重くなってしまうと言われ、太一は自分が航平に仕事の愚痴を言いまくっていたことも後悔します。
安田は「聴こえる自分より聴こえない同士のが合う話もあるし、そこを悩んでも仕方ないのでは」と言いますが太一は「もしもマヤが『自分は耳が不自由だからヤスが離れていってもしょうがない』と考えてたら嫌じゃないのか!」と泣きながら抗議するのでした。
安田は太一に言われたことで、自分が無意識のうちにマヤとの間に壁を作っていたと気づくのです。
それから数日後の雨の日、太一の職場に航平がやってきて太一に「しばらく距離を置こう」と言うのでした。
ひだまりが聴こえるリミット3最終回ネタバレ
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
航平から距離を置こうと言われた太一は、周囲の人間が不気味に思うほど元気がなくなっていました。
千葉さんは、元気の無い太一を昼休みに外に連れだし、ついでに早く携帯電話を買えとうながします。
祭りの時に携帯電話を下駄で踏んで壊してしまってからそのままになっていたのです。
丁度そこに犀さんとマヤが通りかかり、sig-nの従業員、天童の計らいでマヤが太一の携帯電話を買い換えるのについていくことになり、結局マヤのすすめで太一はスマートフォンを購入し、マヤに、航平と何かあったのかと尋ねられて太一は、距離を置こうと言われたことを告げます。
航平に嫌われたのかと落ち込む様子の太一に、マヤはそんなはずはないと断言。
そして「太一を縛りたくないからだ」と航平の気持ちを代弁します。
マヤは太一に「あんたといると本音が隠せない。だから話してて楽だけど、自分の心の中のイヤな部分まで見られるのが怖い」と、太一にたいして思うことを打ち明けました。
きっと航平も本音が出てしまって太一を傷つけるのが嫌だったんじゃないかと予想するマヤ。
太一は「俺が何に傷つくかは俺の問題なのに、あいつはいっつもそうやって自分のことより相手を優先する」と零します。
航平にとって太一のそばにいることが辛いとしても、太一はいつも優しくい航平の隣が居心地が良いと思っていました。
もし傷つくことがあったとしても「航平が笑ってくれたらすぐ消える」と、航平への思いを口にする太一にマヤは「それを直接航平に伝えろ」と怒るのでした。
「あんたの声なら絶対届くんだから」とマヤに言われて、航平は彼女が悪態をつきながらも自分を励ましてくれていたと気づき、お礼を言います。
マヤの気持ち
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
太一と別れたマヤは、安田に誘われて入った映研サークルの鑑賞会の場へ出向き、そこには安田しかおらず、メンバーの予定が合わずにリスケになったことを知らせるメールをマヤは確認していませんでした。
帰ろうとするマヤを安田は「せっかく来たなら映画を見ていかないか」と引き止め、その映画は、短い作品でほとんどセリフもなく字幕もついているものでした。
安田はマヤに航平のことが好きなのかと訪ね、マヤは、航平のことは好きだけどファンみたいなもので、恋心ではないことを伝え、そして、航平には心から幸せになってほしいと言うマヤの頭の中には太一を思う航平が浮かんでいます。
「だから私はあんなバカ大嫌いです」と涙を流しながらマヤは言うのでした。
マヤの突然の涙に驚いた安田は、とっさに「これで拭いて」と自分のシャツを差し出します。
「いつも安田先輩には情けないところを見せてばかり…」と泣きながら言うマヤに、安田は「俺の前ではいくらでも泣いていい」と顔を真っ赤にして告白しますが、その声まではマヤに届かないのでした。
祐一とリュウ
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
生まれつきの耳が聞こえなかったリュウですが、幼い頃から不便を感じたことはなく、それは、兄の祐一がいつもそばにいてくれて手話で会話できるようにしてくれていたからです。
両親は手話を使えなかったので、リュウがスムーズに会話できるのは祐一だけでした。
祐一は大学生の頃、手話を学んでいたという彼女を家に連れてくるようになって、リュウも彼女に懷き、3人で遊びに行くことが多くなっていったそんなある時、彼女はリュウに筆談用の電子ボードをプレゼントしますが、リュウはそれを要らないと突っぱねます。
その数日後、学校の帰り道に祐一と彼女が公園で話しているのを見かけたリュウは2人を脅かそうとソッと背後から近づき、近ときにリュウの位置から彼女の口元が見え、読唇術ができるリュウは彼女が何を言っているのか理解しました。
彼女は、いつもデートにリュウが付いてくること、リュウに筆談ボードを拒否されたことへの不満を祐一に言っていたのです。
「リュウがワガママなのは祐一が甘やかしているせい、あれじゃ社会では通用しない」「父親から身内に障がい者がいる男と結婚はやめとけと言われている」一方的な彼女の言葉に、祐一がどんな反応をしたのかはリュウにはわかりませんでした。
けれどリュウは、自分がずっと恵まれていると思っていたのは祐一が偏見や差別から守ってくれていたからだと知るのです。
結局祐一は彼女と別れたようですが、リュウには全くそんな素振りもみせませんでした。
そして大学卒業後の祐一の進路がsig-nだと知ったリュウは「自分の人生なのに俺のためにムダ使いするな」と怒ったのです。
それ以降、リュウは祐一を避けるようになっていたのでした。
航平と太一の祖父
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
補聴器の調整で病院に来ていた航平は、受付で見覚えのある老人を発見します。
豪快な江戸っ子喋りで目の大きいその老人は太一の祖父で、思わず航平は声をかけていました。
太一の祖父の言っていることがよく聴き取れないながらついて行くと、連れてこられたのは太一の家。
いつも太一が世話になってるお礼も兼ねて少し話そうということだったのを、ようやく航平は理解しました。
「お茶しかなかった」と台所から戻ってきた祖父に背後から呼びかけられた航平はそれに聞こえず、何度か声をかけられて振り返ります。
「耳が悪いのか」と問われて咄嗟に「すみません」と謝る航平ですが、祖父は「いや、謝ることじゃねぇわな」とサラリと言うのでした。
病院が昼過ぎまでかかったせいで昼食を食べ残したとお腹を鳴らす祖父に、航平は自分の弁当を差し出し、祖父は航平の弁当を上手いと食べながら「こんなうまいものを食べてた太一は幸せものだ」と言うのです。
それを聞いた航平は涙をこぼし「太一は自分の進路を変えてまで助けようとしてくれたのに自分はなにもしてあげれてない」と言います。
「俺といても太一は幸せじゃない」「太一のことを守ってあげられない」と言う航平に、祖父は「耳が悪いから太一が航平と一緒にいると思ってるなら、太一のことを見くびってる」と言うのでした。
太一は思っているよりもバカで、後先考えず前だけ見て行きたい方向に進む人間で、損か得かなんて考えてない、太一が航平のそばにいるのは太一がそうしたいと思ってるからだ、と祖父はハッキリと言います。
辛いときにそばにいてもらえるってだけで人は守られてる、そういう意味ではもうとっくに太一のことを守っているのではないかと言われた航平はまた涙を流すのでした。
太一の思い
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
職場で障がいを持つ人の世界を疑似体験する研修に参加した太一。
体験後に、研修を受けた人の討論会が開催されます。
聾者の疑似体験として音を遮断した世界で人との会話を試みる体験、アイマスクをして歩く体験のどちらの世界が恐怖だったかという感想や、この疑似体験自体に意味は無いのではという意見が飛び交うなか、太一も意見を求められます。
太一は、疑似体験の世界が怖かったと感想を述べました。
それは、見えない聴こえないということではなく、自分だけが置き去りにされたような気がして怖かったのだと言います。
ただ、今回は疑似体験だから、すぐそばで守ってくれる人がいてそれがすごく安心したことも太一は伝えました。
この世界が健常者のために作られているというなら、健常者の自分達が変われば世界が変わる、障がい者と健常者が一緒にいるのが特別で難しいことにしたくない、航平を1ミリも不安にさせたくない、と熱くなった太一は自分の思いを次々と口にします。
自分にとっても当たり前が、どんな障がいのある人でもハンデを感じない当たり前の世界になってほしいと太一は自分の夢を改めて語りました。
祐一の理由
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
久しぶりに実家に立ち寄った祐一は、庭でリフティングしているリュウに話しかけます。
視線を逸らすリュウを真っ直ぐに見つめて祐一は手話で「俺がお前のために手話を始めたと思ってるのか」と問いました。
そして祐一は「俺が手話を始めたのは手話が好きだから」と告げるのです。
言葉を交わさなくても会話ができることに感動して、けれど周りに手話ができる人はいなくて、リュウと手話で会話するのが一番ためになったのだと祐一。
本当は手話通訳の仕事をしたかったけど、昔それをリュウに話したらリュウが「兄貴は顔が怖いから向いてない」と言ったから諦めたことも伝えます。
sig-nに入ったきっかけは、手話を世界中の誰もが使えるようになってほしいと自分が思っていたからだった祐一ですが、様々な障がい者の方と関わることで知った壁をとっぱらうために手話を広めたいと思うようになっていました。
そして祐一はリュウに「手話の楽しさを教えてくれたきっかけはリュウだから、俺の弟に生まれてくれてありがとう」と言います。
兄にとって自分の存在は枷ではなかったと知ったリュウの目から涙がこぼれていました。
ひだまりが聴こえる-リミット-最終回
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
帰宅した太一は、祖父から航平が来ていたことを知らされます。
さっき帰ったばかりだからまだ近くにいるかもと言われた太一は急いで家を飛び出しました。
高い位置から探そうと歩道橋の向かった太一は、すぐ近くの横断歩道の前に航平が歩いているのを見つけます。
航平はスマホを見ながら歩いていて信号が赤になっているのに足を止めません。
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
太一は歩道橋の上から航平の名前を呼びますが聴こえておらず、ついには身を乗り出して精一杯の大声で航平の名前を叫ぶと、偶然なのか本当に聴こえたのか、航平が太一のほうを振り返り足を止めたのでした。
2人は公園に移動し、太一は航平に歩きスマホをするなと厳しく注意します。
航平がスマホを触っていたのは、太一に連絡しようとしていたからでした。
太一は航平に頭突きをしてから航平の顔を両手で包み「どうして距離を置こうと言ったんだ」と問います。
引用元:ひだまりが聴こえる-リミット-
航平は「太一に嫌われるのが怖かった」と言い「自分は皆が思ってるようないい人じゃないし一緒にいたら太一がかわいそうだと思った」と告げました。
太一は勝手に可哀相と決めつけている航平に怒り「俺の一番大事なヤツのことをそんな風に言うな」と言って、自分から航平にキスをします。
航平は太一の体を抱きしめて、キスを返すと「太一を離してあげられない、ずっとそばにいたい」と、自分の素直な気持ちをちゃんと伝えるのでした。
ひだまりが聴こえる続編情報
引用元:ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-
ひだまりが聴こえる、続編となる新シリーズ「ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-」が雑誌Cannaにて連載中で、現時点では3話まで連載が続いています。
まだ単行本化はされていませんが、ひだまりが聴こえるの単行本は1巻に5~6話収録されているので、その頃に1巻が発売されるのではないでしょうか。
csnnnaは偶数月発売ですが、3話時点で休載などは一度も無いので今年中には単行本の発表がありそうです。
春夏秋冬では、ついに航平も大学を卒業しお互いが社会人でのストーリーになっています。
これまでのひだまりが聴こえるでは、仲の良い2人のシーンはありましたが恋人同士のラブラブは少なかったですが、春夏秋冬はもう少し踏み込んだ2人を見ることができるのかも気になるところですね。
ひだまりが聴こえるリミット3のまとめ
ひだまりが聴こえるリミットは、
- ひだまりが聴こえる3シリーズ目
- ひだまりが聴こえる-リミット-3は最終回
- ひだまりが聴こえる-リミット-3発売日は2020年5月10日
- 続編、ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-が現在3話まで連載中
だということが分かりました。
ひだまりが聴こえる-リミット-の最終回では、航平が自分の気持ちを素直に太一に伝えることができた、幸せな結末でしたね。